全く本を読んだことがない新卒が読書を始めてみるというこのブログ。
75回目は小野不由美さんの『十二国記 白銀の墟 玄の月(三)』について書いていきます!
2巻までが辛すぎて、せめて3巻では希望が見えて欲しいですね……
正当な王・驍宗はどこにいるのか。
読んで感想を書いていきます!
※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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小野不由美著『十二国記 白銀の墟 玄の月(三)』を読んでみた
全世界累計1300万部を突破している大人気ファンタジーシリーズ、「十二国記」。
シリーズ第11巻である本書『白銀の墟 玄の月(三)』では、引き続き戴国救済までの物語が描かれています。
2巻のラストでは、「驍宗は死んだ」という絶望的な証拠を突きつけられた李斎たち。
果たして本当に驍宗は死んでしまったのか……?
そして、王宮の中で軟禁されている泰麒のまわりでは、少しずつ人々が「病んで」しまっていて……
3巻では、2巻で起こっていたことが少しずつ説明されていきます。
あらすじ
↓今回もあらすじをまとめました!↓
辺境の里・老安で驍宗が死んだという証拠を突きつけられ、呆然としていた李斎たち一行は、突如として石林観の首座に呼び出される。行った先で李斎たちは、驍宗はまだ死んでいないこと、「新王阿選」は何者かの策略である可能性が高いことを知らされ、新たな協力者を得て再度驍宗捜索の案を練り始める。一方、王宮の中で軟禁状態にある泰麒は、周囲に広がりつつある魂が抜けるという「病」の原因を探りつつ、信頼できる者を少しずつ集め、行動を起こそうと画策する……。
驍宗が死んだ、という絶望的な終わり方をした2巻ですが、3巻ではそれは民の警戒から発生した誤解であると発覚します。
そして、密かに阿選に対抗する日を待っていた人々と合流し、武器や備蓄も手に入れた李斎たち。
いよいよ本格的に驍宗捜索が進みます!
一方、泰麒の方でも新たな仲間・耶利を得て、王宮内部の捜索や「病」の原因解明など、少しずつ希望が見え始め……。
希望がなかなか見えてこなかった物語に、やっと希望が見えてきました!
【ネタバレ注意】読んでみた感想
やっと、やっと希望が見えた……!!!
2巻までの間ずっと辛かった中、やっと見えた希望。
驍宗が生きていることもわかり、具体的な居場所も絞り込めてきました。
そして、泰麒サイドでも頼りになる仲間・耶利が大活躍!
王宮内部の抜け道や阿選が使っている妖魔など知識が豊富なうえ、なにより強い!
かっこよくて強い女の子はみんな大好きですよね。
ずっと泰麒の邪魔をしていた(読者からすれば)悪者・張運も自縄自縛に陥って大ピンチ!
勧善懲悪までは行きませんが、ちゃんと読者が報われて欲しいと願っているキャラが報われ、報いを受けろと思っているキャラがゃんと報いを受けるのが十二国記の魅力だと思っています笑
残り1巻、後ちょっとですが、物語の終わりまで見届けていきたいです!
阿選謀叛の動悸は……
3巻でいよいよ語られた、阿選の動機。
……といっても、わかるようなわからないような。
阿選が驍宗のことを尊敬してたし、好敵手として・戦友として好意を持っていたのに、それが全部そのまま憎悪の強さになってしまったというのは分かりました。
好敵手だと喜んでいたのは、自分だけだったのかもしれない。
なぜだ、と思った。王を裏切ったと罵っていたのではなかったのか。それほど阿選では足りないか。
好敵手だと思って競い合っていたけれど、いつしかそれが苦痛になってしまっていた。
負けた途端「紛い物になる」と分かっているから負けるのが怖くなったし、そんな恐怖を抱えながら必死に対抗しているのに、当の驍宗は自分のことなんか眼中に無いように見える……。
誰の目から見ても、自分は「驍宗の次」だ……。
この阿選の気持ちはめちゃくちゃ分かるし、もう共感の嵐なのですが、ではこの憎悪がどうやって謀叛に繋がったのか、という部分がいまいちよく分からない。
というより、本人にもよくわかっていないようなので、読者からは現時点では想像するしかありませんが……
強すぎる憎悪がなぜ「驍宗を生かし続ける形の謀叛」になったのか。
そしてなぜ、謀叛の後政治を放棄したのか。
嫉妬ではなく、自分ならもっと上手くやれると証明するためでもない。
完全に屠れば忘れられるかもしれないのに、それもしなかった理由は……
4巻では、もう少し阿選の内面に触れたいですね!
十二国記はラスト1冊!
長かった十二国記も、いよいよ次がラスト1冊です!
全15冊なので、これまで14冊読んできたと思うとかなり感慨深いですね……
いよいよ戴が救われることを祈って。
ハッピーエンドを頼みます!!!
次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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