【96冊目】『46番目の密室』|まったく読書したことない新社会人の読書日記

読書記録

全く本を読んだことがない社会人2年目が読書を始めてみるというこのブログ。

94回目は有栖川有栖さんの『46番目の密室について書いていきます。

初!!有栖川有栖さんです!

ミステリー界の巨匠に挑戦してみました。

読んだ感想を書いていきます。

※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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有栖川有栖著『46番目の密室』を読んでみた

1989年『月光ゲーム』でデビューし、以来本格ミステリー界を牽引し続けている有栖川有栖さん。

その作風から、「日本のエラリー・クイーン」と呼ばれているそうです。

本作『46番目の密室』は〈作家アリス〉シリーズの第1作目であり、タイトルの通り密室ものの本格ミステリー。

著者の有栖川有栖さんと同名の作家視点で進み、友人の犯罪学の助教授・火村が探偵役を担います。

著者と同名のキャラクターが登場するのは『双頭の悪魔』等も同様ですが、そちらは〈学生アリス〉と呼ばれる別シリーズなんだそう。

古典ミステリーではしばしば登場する「作家と同名のキャラクター」とのことで、さすが日本の「エラリー・クイーン」ですね!

あらすじ

↓今回もあらすじをまとめました!↓

ミステリ作家である私・有栖川有栖は、友人の犯罪学助教授・火村英生を連れて大御所作家・真壁聖一の屋敷で開催される毎年恒例のクリスマスパーティーへ出かける。北軽井沢の別荘には私と火村以外にも作家や編集者ら計11名が集まり、和やかな雰囲気でパーティーが進んでいった。しかしクリスマスの夜、客の部屋には大掛かりなイタズラが仕掛けられ、屋敷の外には不審な人物が度々目撃される。不安な気持ちで床についた私が深夜目が覚めると何者かが侵入した形跡が…。様子を伺いに真壁の書斎に入った私は何者かに後頭部を殴打され気絶するが、その直前、暖炉で上半身を燃やされている死体を目撃する--。

屋敷の2箇所で起こった密室殺人事件。

ミステリ作家・真壁聖一の書斎で死んでいた正体不明の男と、屋敷の地下室で同じく死んでいた真壁聖一。

二体の死体は、どちらも上半身を暖炉に入れられ燃やされている。

なぜ犯人は密室をつくる必要があったのか?そして、なぜ上半身を燃やさなければならなかったのか……。

臨床犯罪学者・火村が一連の事件の謎に挑む!

【ネタバレ注意】読んでみた感想

良い意味でThe・ミステリー!という作品でした。

雰囲気がゴシック風味という訳でもなく、人間ドラマを際立たせている訳でもなく、純粋にミステリーをしていて、だからこそミステリー小説として格段におもしろい!!

真相を知ってから振り返ってみると各所に伏線が張られていたのに、全然真相に気が付きませんでした。

というか、動機の面で主人公の「私」と同じ勘違いをしてしまい…火村英生に怒られちゃいますね…

真相も「なにこれ?」みたいな荒唐無稽なものじゃなくて、確かにパズル的に考えればそんなことが可能なのか!と驚きのもの。

火村による推理も、何が謎なのかをひとつひとつあぶりだして分析していく手法がすごくミステリーっぽくてワクワクしたし、ミステリーを読みなれていない私にも整理しやすかったです。

不明点その一…と探偵役が言い出したら「お!来たぞ!」となっちゃいますよね笑

400ページ越えと少し分厚めなのですが、全ての場面が解決までに必要だということをなんとなく感じながら読めるので、全く中だるみせず一気に読んでしまいました。

【読了後推奨】犯人の動機について

※ここからは読み終わった方向けに書いていくので、未読の方はご注意ください!

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

いつの時代も、色恋のもつれが動機になりうるものですね…。

昔の同性愛関係を恋人に知られたくないがゆえに殺人をおかすというのは、最後まで二人の関係性を見抜けなかった人間からしたらかなり衝撃的でした。

同性愛関係を今の恋人にバラされたくないというのは結構人によるものというか、価値観次第なところがあるので(昔ならなおさら)今の恋人に知られたくないというのは、分からなくもないですが…

相手との未来を考えているなら尚更、犯罪に走る前に言って欲しいというのはやっぱり綾子さん目線に立ってしまう者のエゴなんでしょうか。

この作品が書かれた時代にはまだ生まれていないので価値観については肌感覚として全くわからないので、ついつい「緻密なトリックを仕込んでいる時間で悩みを話して欲しかった」と思ってしまいます。

ただ、知られたくないことって人それぞれだし、何にどれだけ怒りを覚えるかもその人次第だよな、ともなるわけで、、、

やるせない終わり方でした。

残り4冊!

目標の100冊まで、残り4冊

やっぱりミステリーの基本は抑えておきたいですね!

あと読みたいのは、我孫子武丸さんとか、米澤穂信さんとか、あとはもちろん横溝正史とか江戸川乱歩とか!

海外もそのうち読んでみたいです✨

次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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