【65冊目】『殺し屋の営業術』|まったく読書したことない新社会人の読書日記

読書記録

全く本を読んだことがない新卒が読書を始めてみるというこのブログ。

63回目は野宮有さんの『殺し屋の営業術について書いていきます!

前回に引き続き、本屋大賞2026にノミネートされている作品です。

ミステリー好きの知人に勧められた本part6。

読んで感想を書いていきます!

※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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野宮有著『殺し屋の営業術』を読んでみた

第25回電撃小説大賞で選考委員奨励賞を受賞し、『マッド・バレット・アンダーグラウンド』でデビューした野宮有さん

本作『殺し屋の営業術』で第71回江戸川乱歩賞を受賞し、ミステリー長編の分野に進出されたそうです!

しかも、ぶっちぎりの1位受賞だったんだとか。

単行本の最後に収録されている選考委員たちの選評を読むとみんな褒めていて、本当に凄かったんだなぁとわかります。

読んでみると、それも納得できるくらいのおもしろさとスピード感でしたが!

本屋大賞2026にもノミネートされているので、やっぱり好きな人が多いんですね♪

あらすじ

↓今回もあらすじをまとめました!↓

訪問販売の営業マンとしてトップの成績を収め続けている鳥井一樹。どんな手段を使ってもノルマを達成するが、その実、空虚さに打ちのめされていた。どんなに表彰されても、どんなに賞賛されても、喜びも達成感も浮かんでこない。毎日を営業活動とスキル向上に費やす鳥井は、いつしか周囲から疎まれ転職をする、という繰り返しになっていた。そんなとき、深夜に来て欲しいという不審なアポが入り、契約締結のため富裕層の自宅に訪問する。そこで待っていたのは、仕事を終えたばかりの殺し屋で…?目撃者として消されそうになった鳥井は、殺し屋の前で「なぜ自分を殺してはいけないか」と営業を行う。そして生き残るため、殺し屋たちに2週間で2億円の営業成績をもたらすというノルマを課され--

もう、超ドタバタ展開!

殺し屋が普通に出てきたときからオッってなりますが、その殺し屋が営業マンを欲していると会話から推察するや否や、即自分を売り込む鳥井に唖然としながらもどんどん引き込まれてしまいます。

殺し屋たちは親組織からあと2週間で2億円稼いでこい、というノルマを課されていると知ると、「自分はノルマ未達で終わったことはない」と豪語し、脅されている立場のはずなのになぜか殺し屋達を先導していってしまう笑

しかし、表の世界で生きてきた鳥井は裏社会の掟を知らず、タブーに踏み込んでしまい、最強のライバル・鴎木とバチバチにやり合うハメに…。

どうなる鳥井!?ノルマを達成できるか!?

テンション高めのミステリーです!!

【ネタバレ注意】読んでみた感想

もう、本当におもしろくてたまらない!!

まず主人公がヤバいやつすぎる。

完全歩合制の訪問販売営業マンとして常にトップの成績を立て続けるのですが、その過程で非合法スレスレの手段も平気で使う。

殺し屋である風間・耳津にバラバラ死体を入れた穴に落とされ、自分も殺されるという瞬間に、完璧な笑顔で自分を生存させるメリットを営業する。

殺し屋としてのスキルしか持たず、ノルマを達成することになんら意欲を持っていない殺し屋たちにごうを煮やし、自ら率先してすべての計画を立てる。

ほんとヤバいやつだな。

鳥の世話をしている鳥井に向かって言った耳津の「たぶんおまえ、何かを愛でる機能なんか付いてねえだろ」という言葉が全てを表現している気がします笑笑

そして、順調に3000万円の案件を獲得し、更に新規顧客候補のリストも手に入れた鳥井たちであるが……

自分たちの親組織より何倍も格上の組織をバックに付けた殺し屋たちを敵に回してしまうことになり…!?

マルチタスクの鬼であり、全身をバチバチに宝石や高価なブランド品で固めたスーパーウーマン・鴎木との知恵比べがはじまる!!

小説を読んでいるというよりは、ドラマやマンガのような感覚で、何の苦もなく最初から最後まで一気読みしてしまいました。

小説はちょっと中だるみした瞬間読む気力が落ちてしまうこともあるのですが、『殺し屋の営業術』はペースが落ちることがないのでアドレナリンが出っ放しです!

登場人物も全員キャラが立っているので、混乱することもありません。

鳥井は最終的にノルマを達成できるのか…。

ぜひ見届けてください✨

営業スキルが勉強になった!(?)

主人公・鳥井はスーパー営業マンなので、本書には様々な営業テクニックが登場します。

たとえば、話術。
殺し屋との交渉に使っただけでも、以下のような手法が挙げられていました。

・全肯定と共感
…相手との心理的距離を縮め、余裕を示す。

・カクテルパーティ効果
…自分の名前を呼ばれたら否が応でも発言に集中してしまう効果。

・ネガティブクロージング
…問題を抱えている人に対し、最悪の未来を想像させる手法。

他にも、論点ズラしや主導権を握るための質問重ねなど…。

怖すぎる。知識として知っていても、これを実際の場面で自然に使える人間とかいるのか…?

他にも、興味を示していない相手には突飛なことを言って興味をひいたり、相手の属性から好きそうなものを推察したり、新聞を読んでいるであろう相手には内容から危機感を煽ったり…。

さ、参考になります、、、

しかし、鳥井がヤバいやつであることは置いておいて、実際にある手法だそうですし、少なくとも合法な日常の営業活動では少しずつ活用できるかもしれません!

私はBtoBの営業なのですが、スーパー営業マンになれるよう、鳥井を見習っていきたいです笑

まずはロープレと撮影から、ですかね、、、

本屋大賞2026ノミネート作品3作目!

これで本屋大賞2026のノミネート作品は、『失われた貌』『探偵小石は恋しない』とあわせ、3作品を読了したことになります

読めば読むほど4/9の大賞発表が楽しみになってきますね〜!

しかも、『殺し屋の営業術』は今年中に続編が出るそうです!

元々ヤバいやつだったけど、『殺し屋の営業術』が終わるまでには覚醒してもっとヤバいやつになっていた鳥井。

次作はどんなヤバさを見せてくれるのか…楽しみです!!

次回もどうぞ、よろしくお願いいたします!

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