【60冊目】『未館成の殺人』|まったく読書したことない新社会人の読書日記

読書記録

全く本を読んだことがない新卒が読書を始めてみるというこのブログ。

58回目は信国遥さんの『未館成の殺人について書いていきます!

久しぶりの〈館もの〉本格ミステリー

ミステリー好き知り合いに「急いで読め!」と言われた作品です。

読んで感想を書いていきます!

※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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信国遥著『未館成の殺人』を読んでみた

孤島×連続殺人×未完の館という盛り盛りの本格ミステリー『未館成の殺人』

著者の信国遥さんは、2023年に『あなたに聞いて貰いたい七つの殺人』でデビューされ、本作が2作目となるそうです!

〈館もの〉は綾辻行人さんの「館シリーズ」を2作、クローズド・サークルものは『方舟』や『十戒』を読んできた私。

まだまだミステリーに関する知識が浅いですが、「これが〈館もの〉の新解釈!」(帯より)と言われるととても気になります。

新本格の流れにあるそうで、何回も姿を変えて驚かせてくれる真相は、まさにミステリー!です!

あらすじ

↓今回もあらすじをまとめました!↓

X大学のミス研に所属する6人は、夏の合宿として建築家・黒澤泰洋が失踪する直前まで館を建てようとしていた無人島に訪れる。しかし、目的の島に到着した瞬間、船が炎上し、荷物や1年生メンバーである西京を乗せたまま沈没してしまった。物資が乏しい中、残された5人と船の持ち主である雨鷲の6人で生き残る計画を練り始める。しかし、一夜明けると3年生メンバーでありサバイバルの要であった遠藤が喉を刺されて死亡していた……。

『十角館の殺人』や『方舟』が好きな人は絶対好きな設定です!!!

まず舞台となる無人島自体が、とある有名な建築家が所有し、変わった館を建てようとしていた島です。

しかも、作中では「館シリーズの建築家・中村青司のモデル」とまで言われています。

さらには、極限状態のサバイバルのなか、放っておいても全員死ぬ確率が高いのに、あえて起こる殺人事件

果たして犯人はどんなトリックを用いて、何故連続殺人を起こしたのか……。

これぞミステリー小説!というあらすじですね!

【ネタバレ注意】読んでみた感想

ひとつ真相が明らかになると、また次の真相が明かされ、それでも終わらずにまた新しい真相が明らかになり、、、

この連鎖が楽しい!

キャラクターたちがミス研所属という設定なので、読者と一緒に事件の推理をしてくれるのですが、誰が真実を言っていて誰が人狼なのか……。

めちゃくちゃ真相っぽいことが語られたと思えば、次のシーンではただ誰かを丸め込むだけの口から出まかせであり、本人によって論理の弱点が晒されます。

そして、逆もまた然り。

有り得なさそうに見えたことが実は……?

物資の限られた無人島に取り残されたサークルメンバー5人と、部外者ひとりという構図も何やら意図を感じますよね。

サークルメンバーそれぞれのキャラクター性も際立っているので、たいていの小説ではこんがらがる私でも混乱せずついていけました!

館もの、クローズド・サークル、極限状態、推理試合。

ミステリーの要素モリモリです!

どれかが刺さったことのある方には刺さりそう。

【読了後推奨】犯人の動機について

※ここからは読み終わった方向けに書いていくので、未読の方はご注意ください!

※『方舟』(講談社文庫)の真相にも触れています。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

いや〜、ここにもいましたねヤバ女、、、

自分と好きな人の命以外どうでもいいという壊れ具合……。

『方舟』の麻衣の壊れ具合も凄まじかったですが、なまじハッピーエンドっぽく終わるので、死んだ人間の数と明るい雰囲気との落差に、薄ら寒さを感じました。

好きな人が生きていると確信し、ふたりで生き残るために他全員を殺害するという真っ直ぐさ、、、

そこに至るまでの動機も甘酸っぱくて怖い。

いい話風に終わってましたが、これ5人死んでるんですよね。

これが噂に聞くメリーバッドエンド…。

自分を殺そうとしていた人間すら欺き、全てを思い通りにした真緒がほんとうに忘れられません……。

麻衣は判断力と頭の良さが怖いくらいでしたが、真緒は真っ直ぐさと行動力が怖いタイプですね。

やっぱりミステリーはおもしろい!

十二国記シリーズにどっぷりハマっていたので、久しぶりのミステリー小説でした!

やっぱりミステリーはおもしろいですね✨

『未館成の殺人』には、綾辻行人さんのほか、様々なミステリー小説があげられていました。

いつか、その全てに物知り顔ができるくらいミステリー詳しくなりたいです!

次回もどうぞ、よろしくお願いいたします!

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