全く本を読んだことがない新卒が読書を始めてみるというこのブログ。
69回目は殊能将之さんの『ハサミ男』について書いていきます!
ミステリー好きの知人に借りた本、今回でラストです!
ひとつだけ紛れていた文庫、これは期待できますね……
読んで感想を書いていきます!
※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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殊能将之著『ハサミ男』を読んでみた
第13回メフィスト賞を受賞してデビューしたミステリー作家・殊能将之さん。
本作『ハサミ男』は、その受賞作かつデビュー作であり、ミステリー史に残る傑作なんだそうです!
書かれたのは1999年。私が産まれる前のことなので、当然スマホやらAIやらはありません。
しかし、そんな古さを感じることもなく、最初から最後まで面白く読めました!
古い小説にありがちな難しさもなかったので、いくら傑作でも初心者だから昔の本はちょっと、、、という心配もご無用です。
あらすじ
↓今回もあらすじをまとめました!↓
わたしは世間から「ハサミ男」と言われている猟奇殺人犯である。今回も目をつけた女子高生を殺害すべく、入念な準備と調査のうえ犯行に及ぼうとターゲットの自宅付近で待ち伏せをしていた。しかし、ターゲットいつまで経っても帰宅してこない。諦めて帰宅しようとしたそのとき、公園で苦悶の表情を浮かべて死んでいるターゲットを発見する。しかも、少女は「ハサミ男」と呼ばれる自分そっくりの手口で殺されていた……。わたしはニセの「ハサミ男」の正体を突き止めるべく、少女と共に歩いていた若い男を探し始める。
ストーリーは2軸で進んでいきます。
わたしこと「ハサミ男」と、若手警察官・磯部の視点で交互に進んでいき、だんだんとお互いの距離が近づいていって……
「ハサミ男」は逮捕されてしまうのか!?
結末が気になってどんどんページをめくってしまいました。
【ネタバレ注意】読んでみた感想
だ、騙された……。
ていうかこれ、騙されない人なんているんでしょうか?
何を書いてもネタバレになりそうですが、確実にラストで「騙された!」となります。
医者と「わたし」が同一人物の多重人格であることは分かりやすく書かれているものの、まさか「あれ」を誤認させられているとは……。
ここから先は、ご自身の目でお確かめください笑笑
とにかく騙されたい人にはおすすめです!
傑作とか、定番とか、必読書とか、色々言われているようですがそれもわかる凄さでした。
書かれてから約30年経っているとは思えません。
まず、最初に「ハサミ男が見つけたハサミ男の犯行」っていう気になりすぎる謎が提示される時点でおもしろくないわけがない。
もう1個人格がある?時間を遡ってる?なんて、荒唐無稽な妄想をしてしまいました笑
しかも、よくあるシリアルキラーものと違って主人公であるハサミ男を途中から好きになっちゃうんですよね。
思わず応援しちゃいました。
警察の捜査がハサミ男に近寄っていくのに連れ、「コケろ!」「近寄るな!」なんて思ってハラハラドキドキ笑
どうか捕まらないで〜!!早くラストを見せて〜!!と、最後の方はほぼノンストップで読みました。
ぜひ「ハサミ男」の魅力と、ラストの驚きを味わってみてください!
【読了後推奨】あなたは真相を見破れましたか?
※ここからは読み終わった方向けに書いていくので、未読の方はご注意ください!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
いや〜まさかハサミ男が女性だったとは、、、
「ハサミ男」なんていうネーミングに完全に騙されてました。
あと、本人の容貌に関する評価ほどあてにならないものはない、と再確認です。
あれだけデブの冴えない人間と言っていたのに、まさか美人な女性だったなんて……
家庭的になにか問題を抱えてそうでしたが、、、
あとやはり大きかったのは「医師」の存在でしたね。
確かに同一の身体に宿る人格は同じ性別でなければいけない、なんて決まりはありませんもんね。
この物語の後、知夏はどうなるんでしょうか。
若手警察官の磯部と結婚するのか……出版社の社員になるのか……
そしてなにより、「ハサミ男」ではなくなるのか。
なんとなくですが、知夏は殺人も自殺未遂もやめられないんじゃないかな、と思います。
それこそ、身が破滅を迎えるまで……
ミステリーのド定番を味わってみる
今回で最終回を迎える、「ミステリー小説マニアの友人におすすめされたミステリーたち」シリーズ。
借りた本は全て読み切りましたが、しかし、わたしはまだまだミステリー小説に関しては未熟者であることに変わりはありません。
これからもどんどんミステリー小説を読んで、ゆくゆくは知的なミステリー愛好家に……
『十角館の殺人』や『占星術殺人事件』、『容疑者Xの献身』、そして今回の『ハサミ男』。
少しずつミステリー小説の定番と呼ばれる作品を読み進めていますが、やはり定番のおもしろさはハズレがないですね!
まずは定番作品の全制覇から。
次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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