【37冊目】『やりなおし世界文学』|まったく読書したことない新社会人の読書日記

読書記録

全く本を読んだことがない新卒が読書を始めてみるというこのブログ。

37回目は津村記久子さんの『やりなおし世界文学について書いていきます!

津村さんにとっては「やりなおし」ですが、私は1冊も読んだことがないため、初学ですね笑

プロの作家さんの紹介があれば、私も読みたくなるはず!ということで、読んでいきます。

※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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津村記久子著『やりなおし世界文学』を読んでみた

『君は永遠にそいつらより若い』でデビューし、『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、「ポトスライムの舟」で芥川賞を受賞するなど、様々な文学賞を受賞してきた作家の津村記久子さん

今回は小説ではなく、そんな津村記久子さんが世界文学をもう一度読んでみる、というエッセイ集です!

読まず嫌いしていたものから、幼い頃から思い入れがあるものまで、紹介されている本はなんと全92作!!

津村さんに案内されるかたちで、私もたくさんの世界文学とめぐり逢えました♪

【ネタバレ注意】読んでみた感想

世界文学って、おもしろい!!読んでみたい!!

語彙力の欠片もありませんが、率直な感想です。

「世界文学」というものに難しいというイメージを抱いて20年以上生きてきましたが、そんなハードルは世界文学の一要素に過ぎないんだ、と思える本でした。

決して「世界文学は全く難しくないよ」と宣伝する本ではないのですが、「世界文学にも今の小説と同じように、こんなふうな楽しい要素があるんだよ」と教えてくれます。

特に、津村さんは「アホな話」とか、「陰湿だわー」とか、全く飾らない言葉で感想を言ってくれるので、余計に世界文学のおもしろさを(良い意味で)庶民的に感じました

「世界文学を読んで書く」なんて、どうしても肩肘張った感想を買いちゃいそうじゃないですか?

私だったら、絶対最大限カッコつけます笑笑

そこを、あえて自然体でお喋りするように津村さんが書いてくれているので、こっちも「へぇー、おもしろそうじゃん。読んでみようかなぁ」と、気軽に返せるんですよね。

本屋さんに行ったとき、フラッと「そういえばおすすめされてたなぁ」と実際に手に取ってみそうな紹介でした。

津村さんにも読んでいて分からない部分や難しい部分、挫折しそうなときがあるとわかったので、いざ挑戦してみて無理でも、「津村さんみたいにいつか読めるかも!」と前向きにソッと積読コーナーに置けそうです笑

「人間を描いているか?」という視点

津村さんの紹介を読んでいて感じたのは、「その小説は人間を描いているのか?」というのをすごく重要視されているんだな、ということ。

「この小説には、人間のこんな側面や普遍性が描かれているんだ」というのを、色々な世界文学について熱く語ってくれます。

もしくは、「世界文学」と呼ばれる小説の条件が、「人間を描いているか」というところにあるのでしょうか。

読んだ人みんなが「これこそ人間だ」と思うからこそ、「これ私だ!」という共感とか、「こんな人いる!」という嫌悪感とか、とにかくたくさん人の感情を呼び起こすことができて、時代を超えて印象に残り続けて来たのかも

少なくとも、津村さんの紹介を92作品分読んだ私にとって世界文学とはそういうものだと感じました。

読んでみたくなった本

紹介されている全92作のうち、付箋を貼った本(後で読もうと思った本)は、17冊でした。

特に「おもしろそう!絶対読む!」となったのは、アンブローズ・ピアスの『新編 悪魔の辞典』と、オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』です。

『新編 悪魔の辞典』とは、酒場で出会ったやけに言説が鋭いおっさんの話(津村さんによると)です。

<礼儀正しいこと(politeness n.)(一)最も歓迎すべき種類の偽善(後略)>

とか、津村さんいわく

世の中ってそうだよな……、と口をつぐんであきらめている部分に対して、おまえらこうだよな!とけっこういちいち食ってかかっている

言葉がたくさん出てくるらしい。

要するに、斜に構えた語彙力ありまくりのおっさんの話が聞けるとのことで、これはもう読むしかないな、と思いました。

そして、『ドリアン・グレイの肖像』は、津村さんいわく「頭がからっぽ」な美男子の話らしい。

津村さんはこの主人公について、唐突に「私がぐっときた頭からっぼエピソード」をあげたうえで、「ベストからっぽ」を選出したりしています。

世界文学って頭からっぽな人間が登場していいんだ!という驚きと、主人公のからっぽ具合に対する爽快感溢れるコメントですごく読んでみたくなりました。

頭のいい人の話は疲れるけど、自分と同じくらい頭からっぽな人間の話なら読めるかも……と思ってます笑笑

人におすすめされると読みたくなる!

本って、読み始めるまでが大変というか、開くまでが一番ハードル高いと思います。

特に、世界文学なんか読まず嫌いというか、すごく高い壁を感じますよね。

それでも、『やりなおし世界文学』みたいに、面白そうに紹介されれば、読んでみようかなぁと思ったりもするので、やっぱり他人のおすすめは重要なんだと思います。

今回津村さんのおすすめで気になった本も含め、引き続きみなさんのおすすめ本を読んでいきたいです!!

次回もどうぞよろしくお願いいたします!

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