全く本を読んだことがない新卒が読書を始めてみるというこのブログ。
48回目はくどうれいんさんの『うたうおばけ』について書いていきます!
初日常系エッセイ!
表紙がとにかく可愛いです♡
読んで感想を書いていきます!
※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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くどうれいん『うたうおばけ』を読んでみた
文芸誌「群像」などでエッセイを多数連載している作家のくどうれいんさん。
初の文庫本である本書『うたうおばけ』(講談社文庫、2023年)には、表題作ほか39個のエッセイが収録されています!
元々学生時代からずっと短歌をされていたとのことで、言葉選びが詩的で素敵。
読みやすく、日常をテーマにしているので、気負わずに読めます✨
収録作品一覧(目次)
↓今回は小説ではないので、どんなエッセイが収録されているのかをご紹介します!↓
うたうおばけ
ミオ
アミ
まみちゃん
sabotage
パソコンのひと
内線のひと
瞳さん
謎の塚澤
暗号のスズキくん
物理教師
回転寿司に来るたびに
雪はおいしい
一千万円分の不幸
八月の昼餉
イナダ
不要な金属
かわいいよね
冬の夜のタクシー
ロマンスカーの思い出
抜けないボクシンググローブ
からあげボーイズ
エリマキトカゲ
きぼうを見よう
秩父で野宿
うにの上
まつ毛屋のギャル
桃とクラゲ
ひとり占め
クロワッサン
終電二本前の雷鳴
白い鯨
バナナとビニニ
わたしVS(笑)
ふきちゃん
死んだおばあちゃんと死んでないおばあちゃん
喜怒哀楽寒海老帆立
山さん
あこがれの杯
あとがき
文庫版あとがき
全39編のエッセイ+あとがきふたつが収録されています!
くどうれいんさんの周囲にいる方々がタイトルになっていることが多く、くどうさんはその方々を「おだやかな百鬼夜行」と読んでいます。
素敵な呼び方で、書名もあってなんか良い世界観ですよね。
【ネタバレ注意】読んでみた感想
1番印象に残ったというか、好きだったのはやっぱり表題作の「うたうおばけ」です。
エッセイだということを知らずに本書を手に取った私は(帯に思いっきり書いてあるやろがい)、ずっと夜にうたうおばけを本当に目撃したファンタジーチックなお話だと思っていました。
実際は、親戚の女の子と過ごした特別な青春の時間のおはなしでした!
特に良かったのが、「友達多そうだよね」と声をかけられたときのくどうれいんさんの内心。
わたしは頭に浮かぶかぎりの意地悪なことを言いそうになり、やめる。友達の多さを褒める世界で生きている人は、でも、割とわたしよりもちゃんとした人生を送っていることが多い。
友達の多さで人を測ってんじゃねえ!と言わんばかりのくどうさんは、「うたうおばけ」が友達にいる、と言って相手を困惑させます。
多分純粋な褒め言葉で言ったつもりの「友達多そう」という世間話に「おばけの友達がいる」と返された人は、困惑してしまいますが(そりゃあする)、確かに何が褒め言葉で何がそうでないかって、結構繊細な問題ですよね。
わたしも「友達が多そう=褒め言葉」だと思ってしまっていた側の人間なので、反省です💦
あと、高校時代の美人の友達の話である「アミ」も好きでした。
毒舌な友達について、
わたしはアミのフルーツナイフみたいな鋭い言葉に結構救われていた。膿が出ないと完治しないような悩みばかりだった。
と語るくどうれいんさんの言葉の素晴らしさ!
青春!!ってかんじで良いですよね。
感受性が豊かなゆえの毒がちょっぴり混じったエッセイでした。
くどうれいんさんの嫌いなタイプ
なかなかショックだったのですが、わたしはくどうれいんさんの嫌いなタイプに結構当てはまってる人間でした。
いちばん顕著なのは、やっぱり「わたしVS(笑)」で書かれている、語尾に(笑)をつける人と「…」の代わりに「、、、」を使う人、という特徴でしょうか。
めちゃくちゃ当てはまってる!!!
大体にして(笑)が添えられてくる文章に面白かったためしがない。自虐の感じがあっていやなのだ。「ふざけてますよ」というポーズをとらないと伝わらないと思われている、もしくはそれを「なされるべきユーモア」だと信じていらっしゃる。
(笑)を気兼ねなく使うやつは、高校時代クラスの中でなぜか面白い人ポジションに所属していて(ほんとうはもっとずっと面白い)おとなしいクラスメイトを見下しながら、一リットルのパックジュースにストローを刺して飲んでいたのだろうどうせ。無礼なバラエティ番組のドッキリでげらげら笑うのだろうどうせ。うすっぺらい歌詞の歌を聴くのだろうどうせ。どうせどうせどうせ、わたしのことを「ちょっと変わっている面倒な人」と、思っているんだろう、どうせ!
ボロクソに言われている……泣
おもしろい人ポジションにいて人を見下していたかはともかく、一リットルのパックジュース飲んでたし、毎年ガキ使で大爆笑してたし、誰も泣かない歌の歌詞て泣いてました……
「友達が多い=褒め言葉」という認識もそうですし、オシャレが大好きなのも、お菓子のひとり占めが好きなのも、色々な私の特徴がくどうれいんさんの「苦手な人的特徴」に当てはまってて悲しい、、、
多分クラスメイトとして出会ったとして、絶対にわたしとくどうれいんさんは仲良くならなさそうだけど、一読者としてエッセイを応援してますね😢
エッセイにもどんどん挑戦してみたい!
考えてみれば、日常で重要になってくる語彙力というか、素敵な言葉を操る能力を養うにはエッセイってピッタリだ思うんです。
現代文の授業ではエッセイって大の苦手分野でしたが、普通に読むと面白いことが分かりました!
これからは日和らずにエッセイにも挑戦していきたいと思います✨
次回もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

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