【8冊目】『図書館内乱』|まったく読書したことない新社会人の読書日記

読書記録

こんにちは、ゆあです!

本を読んだことのない社会人一年目が本を読み始めるというこのブログ、8回目となる今回は「図書館戦争シリーズ」の第2作目『図書館内乱』について書いていきます!

※結末に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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『図書館内乱 図書館戦争シリーズ②』を読んでみた

前回に引き続き、有川浩さんの「図書館戦争シリーズ」です!

タイトルの”内乱”という言葉はたくさんの意味を含んでいて、「図書館内部の派閥争い」という意味でもあれば、「検閲を巡った中央政権と地方自治との闘い」という意味でもあったりします。

そして、今作も郁と堂上の関係性であったり、小牧と今回から登場した幼なじみ・毬江ちゃんの関係だったり、ドキドキポイントが満載!

さすが「月9」小説笑
ドラマ感覚で読めるので、読書初心者の私でも読みやすいです✨

ペアごとの関係性の違いが楽しい!

メインのカップル(になるであろう)郁と堂上は甘々で、見ていてむず痒くなるほどベタベタな関係性なのですが、他のカップルはまた違った関係性を見せてくれるのがこのシリーズの魅力ですね。

例えば、小牧と幼なじみの毬江ちゃんは10歳差ならではの、どこかまだ距離のある関係性というか、安定できる位置を探している感じが相手を尊重してる感があっていい✨

柴崎と手塚はまだまだ全然進展はありませんが、「あとがき」によると今後どんどん柴崎は手塚に心を開いてくれるらしい…

一番の推しは玄田と折口です!
このふたりの、「お互いがお互いを深く信頼しているけれども、だからこそ相手の選んだ道を尊重する」感じが尊い…
背中合わせのパートナーという言葉が合いそうです!

あらすじ

⇓今回もあらすじをまとめました!⇓

「女性らしくあること」を求めている両親に戦闘職であることを言い出せないままの郁。しかし、両親からの手紙で突如武蔵野第一図書館へ両親が訪問することが知らされる。戦闘職であることがバレたら確実に郷里へ連れ戻されると慌てる郁に、シフトを内勤に調整するなど協力する堂上班(+柴崎)だが…。果たして両親にバレずにやり過ごせるのか!?

第2作目では、1作目冒頭から郁がずっと引きずっていた「両親どうしよう」問題が勃発!

意外と(?)箱入りな郁は母親からの「女の子らしく」という期待に反発しながらも、傷付けたくない一心でなんとか穏便にやり過ごそうとします。

そして、本書の後半では郁の家族問題だけでなく、同じ堂上班の優秀な同期・手塚の家族問題も起こり…

“内乱”というタイトルだけあって、家族間の争いに焦点が当てられていました!

【ネタバレ注意】読んだ感想

2巻は1巻以上に深く考えさせられる物語でした。

今回初登場するキャラクターであり、郁の同期である手塚光の兄である手塚慧。

前回までの、一方的に独善を押し付けてくる図書良化特務機関や教育委員会との闘いとは違って、はっきりと「間違ってる」と断じることができないのが難しいポイントですね…。

確かに中央政府と地方政府が検閲問題をかさに武力を持ち出しているのは他国から見たら内乱状態だよな…となってしまいました。

頭がいい人にとっては、慧が正解なんでしょうか。

慧の正論に対し、郁の答えは「正しい未来のために自由を捨てられる人は崇高だと思うし尊敬する。でも、それができない人を貶めるのは違う」というもの。

検閲というものに反感を抱いているからこそ郁を応援したくなりますが、じゃあこの理論を環境問題にも応用できるのかと問われたら、慧が正しいように思えるんですよね。

一般論にしたとき、未来のため今の自由を制限するか、未来のことはとりあえず置いといて今の自由を守るため闘うのか、どちらが正しいんでしょうか…。

あと、自分が難聴を抱えている人について何も知らないということも突きつけられました。

聴覚に障害を抱えている人のアイデンティティを考えられていないという点で、図書良化特務機関と同じだな、と反省です。

巻末収録の対談について

巻末には、「図書館戦争シリーズ」の著者である有川浩さんと、俳優の児玉清さんとの対談が掲載されています!

その内容についても、すごく考えさせられました……。

私の読み方が間違えているのかもしれませんが、「男らしさ」「女らしさ」をおふたりは非常に重視されているようです。

やっぱり女の子には可愛くいて欲しいし、男の子には大切なところでかっこよくいて欲しい!というような。

しかし、それこそ郁の言うように、「それができない人を貶めるのは違う」ことなんじゃないでしょうか。

はっきりと男らしさ・女らしさがない人が駄目だと言っているわけではないんですが、「自分らしさ」ではダメで「男らしさ」「女らしさ」なんですよね……。

(作家さん、ベテラン俳優さんが公式の場で発言するとそれだけで圧力に感じてしまうというのもありますし)

万引き犯をすぐ警察に引き渡すことや、不倫を認めないことを「社会が不寛容になった」と児玉清さんが語っておられますが、それに関しても疑問でした。

万引き犯に「こらっ!」と声を荒らげられない人も、不倫に苦しむ人もいたと思うんです。
そっちの方が良いと思う人がいたから、今の方向性になったわけで、それを一律に「不寛容」と形容してしまうのはどうなんだろう……と。

昔は女性が100%不幸で、今は男女ともに不幸。

だからって、昔が良いとはならないんじゃないかな?と思いました(15年程前の対談なので、今とは少し社会の状況が違うかもしれませんが💦)。

次は朝井リョウさんの『正欲』を読みます!

収録された対談から、「多様性」について考えたので、次はシリーズから離れて朝井リョウさんの『正欲』を読んでみようと思います!

村田沙耶香さんの『コンビニ人間』を読んだときにおすすめしていただいた本で、多様性についてすごく考えさせられる本なんだとか👀

また次回もよろしくお願いいたします!

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