社会人になって、自分の語彙力の無さに絶望!
そんな新卒1年目が読書を始めてみるというこのブログ、11回目となる今回はそんな悩みを解決してくれそうな本を手に取ってみました。
その本とは……書評家・三宅香帆さんの『「好き」を言語化する技術』!
はじめての新書です。
読むのも感想を書くのもはじめてなので戸惑いがちですが、そんな私が読んだ率直な感想をお話していきます!
※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
※Amazonアソシエイトプログラムに参加しています。
『「好き」を言語化する技術』を読んでみた
ノンフィクション大賞2024、新書大賞2025を受賞した三宅香帆さんの、「いちばん売れてる言語化の本」。
263ページと薄く、文字も大きいので「新書=難しい本」というイメージがあった私でも、楽々読むことが出来ました♪
薄い中でも、根幹となる考え方から直ぐに使える実践のコツまで解説してくれるので、しっかりと実になります!!
内容紹介
今回は小説ではないため、「この本はこんなことを書いてるよ〜」ということを、簡単に書かせていただきます!
●「推し」を語ることは、なぜ良いことなのか?
→「推し」を語ることはなぜ人生を豊かにすること。その理由や根本的な考え。
●良い言語化とはなにか?
→語彙力の正体や、自分らしい言葉とは何か、という「言語化」の解説。
●言語化するために必要なことは何か?
→SNSとの付き合い方や、実際に自分の言葉を持つために実践すべきこと。
●【実践編】実際に文章を書いてみよう!
→書き方が分からないときの工夫の仕方や、テンプレートなど。例文を添えて。
本書は、「そもそも推しを語るって、良いことなの?」「自分の中にだけ感動をとどめておけば良くない?」といった根本的な疑問に答えることから始まります。
そんな疑問を抱く人に対し、「やっぱり推しを語るって人生を素晴らしいものにすることなんだよ!」と説得し、そこからじゃあ実際どうすれば”「推し」を語れ”るのか、という所に入るのです。
この本の後半に書かれている実践的な手法が、この本全体として既に実践されている!!!
具体的にどんな考え方/どんな手法が紹介されているのかは、ぜひ本書を手に取ってご確認ください♪
【ネタバレ注意】読んでみた感想
『「好き」を言語化する技術』を読んでわかったことは、「言語化が上手い人=語彙力のある人」ではないということ。
言語化が上手い人とは、実は「自分の言葉」を持っている人。
じゃあ「自分の言葉」を持つってどうするの?ということになるのですが、それは他人の言葉を見すぎないこと、そして、でも良いと思う文章をたくさん持つこと。
矛盾しているような感じがしますが、この本を読むとそれが矛盾しないことがわかる。
人は、他人の言葉に影響されやすい。特にSNSに蔓延る強い言葉は、良くも悪くも人を引き付けてしまう。そのことを憂いている三宅さんは、いい意味でとても繊細で、とても考えが深い人なんだな、と感じました。
だからこそ、「自分の言葉」を持ち、そしてそれをブラッシュアップしていくことで所謂「声の大きい人」やマジョリティとは違う意見であっても(若しくは同じ意見であっても)、胸を張って発信することが出来るようになることが重要なんだと学びました。
「推し」を語ることが、いつしか世界平和的な大きな話に…笑
何度も自問して、「これでいいのかな?」と自分の言葉を磨き続けることでしか得られない自信は、何よりも大切な物なんですね。
「好き」を肯定してくれる本
三宅さんの『「好き」を言語化する技術』は、確かに言語化の指南書として非常に優れた本ですが、それだけでなく読み手の「好き」を肯定してくれる、「好き」な自分を否定しないところが広く読まれている理由なのかな、と感じました。
「推し」は人生を豊かにする。「好き」は素晴らしい!
…そんなことではありません。
むしろ、揺らいでしまう「好き」や、壊れやすい「好き」をしっかりと受け止めてくれる。
そう。「好き」って、揺らぐものなんです。
揺らがない「好き」も魅力的だけど、揺らぐときがあったっていい。
好きでい続けることってすごく難しくて、ときとしてプレッシャーになってしまう。
「推し」が好きで、でも「推し」を全肯定し続けるだけの熱量を持てない私に、すごく優しく寄り添ってくれる言葉でした。
そして、「推し」を語る一番の壁と言えば、「私の言葉なんで誰も興味ないし」という卑屈な心。
そんな卑屈にも、力強いマイナスイオン(?)を発してくれるのが、三宅香帆さんです。
私はあなたの感想が、読みたいのです!
本文の最後に付されたこの言葉は、怖気づいてしまう私をそっと支えてくれます。
「あなたの感想が読みたい」と言ってもらえるのって、すごく嬉しいことですよね。
新書って案外面白い!
人生初挑戦の新書でしたが、身構えていたわりに1日でスルスルと読了。
あれ、意外と新書って面白い?と思ってしまいました(チョロい笑)。
また面白そうな新書には積極的に挑戦していきたいです!
ぜひ次回もよろしくお願いいたします✨


コメント