【18冊目】『澁澤龍彦 映画論集成』|まったく読書したことない新社会人の読書日記

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「話が上手くなりたい!」「キラキラ営業ウーマンになりたい!」

そんな悩みを抱える新卒1年目が読書を始めてみるというこのブログ、18回目は『澁澤龍彦 映画論集成』について書いていきます!

河出文庫×ヒグチユウコさんのコラボカバーに一目惚れ♡

内容はかなり難しそうですが、果たして読書初心者の私でも読めるのでしょうか…?

感想を書いていきます!

※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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『澁澤龍彦 映画論集成』を読んでみた

澁澤龍彦さんの映画に関するエッセイをまとめた本作。

『エクソシスト』『吸血鬼ドラキュラ』など、タイトルだけでもそれとわかる個展名作が名を連ねています!

特に重点的に取り上げられているのが、「恐怖映画」(いわゆる「ホラー映画」?)。

著者の澁澤龍彦さんが大の恐怖映画好きということで、主に1960年代に上映された恐怖映画に関する評論が収録されています。

時代もあり、少し難しく感じる表現が多く何度か挫折しかけましたが、独特の世界観が楽しく、完走することが出来ました!

内容紹介

今回は小説ではないため、簡単に内容をご紹介します!

第1章 怪奇と恐怖
→恐怖映画の分類と、代表作に関する評論

第2章 エロスと悪
→映画におけるエロティシズムの描かれ方

第3章 モンローとドヌーブ
→映画界を代表するふたりの女優に関する評論

第4章 精神分析と深層心理テスト
→映画におけるフロイト的心理学とは何か。

第5章 SFと巨匠
→SF映画の代表作とそれに関する評論

第6章 日本映画
→澁澤龍彦が驚嘆した日本映画とそれに関する評論

読んでいるだけで、澁澤龍彦さんの博学っぷりに驚きます!

特に、日本に輸入される前からフランス語やドイツ語、英語で映画を観ているのはすごい!

映画の評論を出版社に依頼されるだけの人物、ということですね!

その澁澤龍彦さんが特にお好きなのが、恐怖映画とカトリーヌ・ドヌーヴ

なぜ好きなのかということが澁澤龍彦さんならではの視点から語られているので、映画に興味がある方ならすごく楽しめるのではないでしょうか!

【ネタバレ注意】読んでみた感想

読んでみた感想としてはまず、難しかった!!の一言に尽きます。

正直、半分も理解できてません笑笑

批評されている名作映画をひとつも見ていませんし、書かれている言葉も時代なのか耳馴染みの無いものばかり。

しかし、全体を通して感じられる澁澤龍彦独特の世界というか、退廃的な雰囲気は引き込まれずにはいられませんでした。

評論全体を貫く澁澤龍彦の思想や主張は川本三郎さんの解説でようやく理解ができました!

先に解説を読んでから本文を読むと分かりやすいかもしれません。
解説では、澁澤龍彦の好きな映画は「無意味」なものであると前提を伝えてくれています。

そもそも芸術は危険な『無意味』を志向するものであり、『有意味』に終わる芸術は、人道主義のお説教にすぎないことを誰でもが知っている

……カッコイイ!(意味はなんとなくですが)

確かに、お説教くさい物語は嫌になってしまいますよね。

そんなカッコイイ思想で語られたら、『無意味』に浸るために澁澤龍彦の好む映画の世界にどっぷりと浸りたくなります笑

心理学や哲学の用語が多く用いられていたので、そういった世界を学び、澁澤龍彦の評論を胸に刻んだうえで映画に挑戦してみたいですね。

意外と観たことがない古典名作映画!

今回『澁澤龍彦 映画論集成』を読んで分かったのは、映画について語れる大人はカッコイイということ。

実は『吸血鬼ドラキュラ』や『エクソシスト』だけでなく、大抵の名作映画は観ていない私。

しかし、本書の中で触れられている映画は観ておきたい!と思わされました。

特に気になったのは、ベルイマン監督の『第七の封印』

ここでは「肉体美なんてまったく愚劣」なのだ。ただ苦悩する精神、懐疑する精神、禁欲的な精神のみが、もっぱら「醜悪であるために美しい」のである。

この評論、カッコよすぎませんか?

ちょっと厨二病がかってる感じですが、世界観!!って感じの言葉ですよね。

白黒映画を見たことがない私ですが、これを機に見てみようかなと思いました!

河出文庫×ヒグチユウココラボカバーを全部揃えてみた!

『澁澤龍彦 映画論集成』を手に取るきっかけとなったヒグチユウコさんのイラストが書かれたカバー。

今回の河出文庫とのコラボでは、全5作品のカバーがヒグチユウコさんのイラストになっています

表紙フェチ疑惑のある私は全部揃えてしまったので、全て読み切るまで頑張ります!!

本書同様難しい内容の作品が多いですが、挫折しないよう気をつけます笑笑

次回もどうぞよろしくお願いいたします!

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