全く本を読んだことがない社会人2年目が読書を始めてみるというこのブログ。
77回目はアンディ・ウィアー著『プロジェクト・ヘイル・メアリー』について書いていきます!
3月20日に映画が公開され、今話題となっているSF小説✨
前情報無しに読むのがいちばんおもしろいとのことなので、今回は特にネタバレを避けたい方要注意でお願いいたします。
読んだ感想を書いていきます!
※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
※Amazonアソシエイトプログラムに参加しています。
アンディ・ウィアー著『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読んでみた
映画『オデッセイ』の原作となった『火星の人』や、『アルテミス』など大ヒットSF小説を執筆してきたアンディ・ウィアー。
本作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』も同じく小野田和子さん訳のSF小説であり、日本では単行本時から様々なメディアで話題となって電子含め50万部近く売り上げているんだとか。
3月20日には映画も公開されていますが、この映画の予告が「ネタバレ」であるとして反響を呼び、「ネタバレされる前に読め!」とインフルエンサーたちが声を揃えて発信したそうです。
私は映画から先に観てしまった邪道民なのですが、あらすじありきで小説を読んでも全然楽しめたので、もう内容を知ってしまった〜!という方もご安心ください!
あらすじ
↓今回もあらすじをまとめました!↓
目を覚ますと、ぼくは奇妙な楕円形のベッドの上で寝かされていた。口の中だけでなく、体のあちこちにチューブが刺さっており、非常に不愉快な状態だ。しかも、あまり頭の良くないコンピューターが融通のきかない質問をずっと投げかけてくる。ここはどこで、ぼくはなぜこんな状態なんだ?コンピューターから重ねて問われた質問に、ぼくは更に衝撃的な事実を発見する。ぼくの名前は?ぼくは一体、誰なんだ?
ストーリーは突然、何も分からない状態から始まります。
記憶喪失であるらしい「ぼく」は自分の名前すらわからず、一見すると何らかの隔離施設のように見えるその空間がどこなのかもわからない。
病気にしては筋骨隆々な「ぼく」の周囲には、ふたつの死体。
SFではなくミステリーのような始まり方ですが、状況を理解するために主人公がまずとる行動が実験と計算なのがまさに!という感じ。
その結果たどり着いた結論は信じられないもので…
そんな驚きも序盤にすぎないので、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はとにかくわくわくしたい人にはもってこいの小説です!!
【ネタバレ注意】読んでみた感想
※ここからは本格的にネタバレが入るので、小説未読・映画未視聴の方はご注意ください
命の危険を冒してヒーローになり、地球を救え!!
という、大筋はかなりアメリカンな王道ヒーローSF物語でした。
しかし、王道は王道だからこそおもしろいし、出てくるキャラクターたちがみんなめちゃくちゃ良い。
なんといってもやっぱりロッキー!!
宇宙人との初遭遇のことをSF用語で「ファースト・コンタクト」と呼ぶらしいのですが、これはもうそれだけですっごくわくわくしますね!
ロッキーとはじめて出会い、その姿に驚き、次第に相手のことを理解し合って最後にはかけがえのない「バディ」になる…
私は本屋さんで購入してしまったので入手できませんでしたが、セブンネットで購入すると特典栞が貰えるらしく、そこにはめちゃエモ台詞が書かれているそうです…!!欲しい!!
映画版を先に観ると小説を読んでいるあいだとにかくかわいいロッキーが脳内再生されます笑
ロッキーの可愛さは映画の方が感じられましたが、物語の感動的な部分でいったら小説の方が私は感じられました。
映画ではあんまり泣かなかったのですが、小説では大号泣、、、
映画ではサラッとしか触れられなかった地球勢の個々の性格とか、努力とか、想いとかが読めたので、小説の方が感情移入しやすかったんだと思います。
地球勢の事情を詳しく知った上でグレースの最後の決断を読むと、涙が止まりません…
映画ではグレースがヘイル・メアリー号に乗せられる過程があまりにも酷すぎて(ストラット側の掘り下げが割愛されていたため)、そりゃあロッキー選ぶよ…と友達と話していたのですが、そうではなかったんですね、、、
あのシーンにドン引いた人ほど原作を読んで欲しい!!!
そしてストラットに沼って欲しい!!!
ストラットは原作の方が掘り下げられていてその厳しさの裏側とか、ちょっとお茶目なズレてるポイントとかが楽しめます笑
ちなみに、「ヘイル・メアリー」は「神頼み」「一かバチか」という意味なんだそう。
アメフト用語とのことで、映画の方はそっちを結構意識してるな〜という感じだったのですが、原作はひたすら人間の(知的生命体の)力です。
だからこその感動なんですね!!!
グレースの、ストラットの覚悟
作中のストラットの私がいちばん大好きな台詞に、強制的にヘイル・メアリー号に乗せられることが決まったときの台詞があります。
グレースに「地獄に落ちろ」と言われ、
ええ、落ちますとも、かならず。そしてあなたたち三人はタウ・セチにいく。残るわたしたちは地獄行き。もっと正確にいうと、地獄が向こうからやってくるのよ
と答えるストラット。し、痺れるぜ〜姉御!!
それまでも、プロジェクト・ヘイル・メアリーさえ上手く行けば自分は残りの人生全部監獄ですごそうと構わないと言ってますし、目標のためなんでもやるマキャベリズムがかっこいい。
人類の危機だというのに、金だの利権だのあーだこーだ言ってる愚か者連中を黙らせる華麗さ!
自分の感情すらも不要だと割り切れるストラットは、映画でもカッコよすぎる名言があります。
グレースに「神を信じるか」と聞かれ、「少なくとも他よりマシだもの」と答えていたんですよ!
私は解釈力がアカチャンなのでストラットが歌うシーンは何が何だか分からなかったのですが、原作を読んで始めてストラットの内面が少しわかりました。
そして、グレースも映画版では強制的な乗船を命じられてすぐ麻酔を打たれていたのに対し、小説版ではしばらく幽閉されている時間があります。
その時間や、その時間を宇宙空間で思い出しているとき、それでも地球人類全体のためにミッションを完遂すると決めたグレースの覚悟はまさにヒーロー…
生まれつきのヒーローではなく、臆病で卑怯なただの科学教師が世界を救うというのは、夢のある話ですよね。
そして、ロッキーとグレースのお互い命をかけて助け合うほどの絆は、言うまでもない魅力です。
クライマックスでグレースがロッキーに呼びかける「バディ」ほど泣ける「バディ」という言葉を知りません。
君は読む、質問?
ロッキー構文、使いたくなりますよね笑笑
映画を観てしまったという方も、まだなんの情報も無くてちんぷんかんぷんという方も、ぜひ『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読んでみてください!!
上下巻のSFで、映画ポスターもなんかめっちゃSFですが、中身を読んでいると難しさはあまりなく、わくわくします!
宇宙ってやっぱりおもしろいですね✨
ファースト・コンタクト…憧れます…
次回もどうぞ、よろしくお願いいたします!

コメント