全く本を読んだことがない社会人2年目が読書を始めてみるというこのブログ。
82回目は寝舟はやせさんの『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』について書いていきます。
ずっと気になっていたホラーです!
KADOKAWA大還元祭をきっかけに入手できました✨
読んだ感想を書いていきます!
※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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寝舟はやせ著『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』を読んでみた

※画像引用元:Amazon
カクヨムを中心にweb上で執筆活動をされている寝舟はやせさん。
本作『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』も、カクヨムなどで連載されていたものを加筆修正した小説です。
最近ホラー小説を中心に、webで人気となって紙書籍に、というパターンが多いようですが、本作もそのひとつ。
ホラー小説が好きな方も大満足の怖さですが、それだけでなく物語としてすごくおもしろかったです。
軽い気持ちで読んだのに、読み終わった瞬間2巻目をポチるくらいどハマりしました笑
あらすじ
↓今回もあらすじをまとめました!↓
人生のどん底にいた俺は、『今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中! 月給十五万円~ ※住み込み必須』という貼り紙を見て、即座に応募した。そして今、マンションのベランダであきらかに人ではない隣人から怪談話を定期的に聞いている。友人なんかいないくせに、「これは友達から聞いた話なんだけどね」から毎回話し始めるその隣人は、たまにこちらの反応を試したり、奇妙な贈り物をくれたりするが、今のところ無事に友人として過ごしている。しかし、徐々に隣人以外の怪異が俺の日常に入り込み始め…。
「隣人」こと最強の怪異(友人)が「俺」に語るショートストーリーホラーの合間に、少しずつ物語が進んでいく形式の小説です。
怪しすぎる求人に自暴自棄で応募したところ、素晴らしい友人と素晴らしい雇い主に囲まれ、人生の素晴らしさを発見(大嘘)!
ホラーのジャンルとしては、幽霊系。
色々な怪談を読める楽しみに加え、少しずつ隣人の行動原理が明らかになる楽しみが同時に味わえます。
【ネタバレ注意】読んでみた感想
最近流行りのホラーだと思って読んだら、めちゃくちゃおもしろいやつだこれ!
主人公よ、永遠に楽しく隣人(ヤバい怪異)と友人生活を営んでくれ〜〜(祈り)
徐々に明かされていく主人公のバックグラウンドが重すぎて、ガチで幸せを願わずにはいられない。
毒親にずっと搾取され続け、職場にも恵まれず、死ぬしかないと思っていたとき、
『今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中! 月給十五万円~ ※住み込み必須』
という怪しすぎる貼り紙を見つけ、自分にピッタリだと思って応募してしまうほど自暴自棄だった主人公。
しかし、生きているだけで最低限の収入を得られ、住居も安定したことで生活にゆとりが出て、少しずつ人間らしい暮らしを取り戻していく…
やっぱり生活の余裕は大切ですね!!!!
※ただし死と隣り合わせである。
なにかひとつを間違えれば風呂場に染み付いている人型の黒いシミと同じ境遇を辿ることになりますが、見方を変えればそれが毒親を遠ざけてくれてる訳ですからね。
幸せ幸せ。
相手が最強怪異であることを除けば、定期的に隣人とベランダで紅茶を飲みながらダベるというのは楽しい生活ですし、たまに贈り物も貰えます。
人生ではじめて「良い子だからプレゼントが貰えるんだよ」と言われ、相手が怪異であるにもかかわらず泣くほど喜んだ主人公に幸あれ…
ちょっとずつ元気になっていく主人公や、ちょっとずつ深まっていく怪異との絆、ちょっとずつ明かされていく幽霊マンションと雇い主の秘密…
そして、チラチラと登場している怪しげな新興宗教の影…
続きが気になる要素がありすぎて、即2巻の購入ボタンを押してました笑笑

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【読了後推奨】因果応報?
※ここからは読み終わった方向けに書いていくので、未読の方はご注意ください!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
作中、明確に不幸な目にあったのは主に主人公の母親と、動画配信者の2人です。
(その他匂わせもありましたが…)
怪しげな新興宗教に頼ってまで息子を搾取し続けようとした母親であり、バズりたいからという理由で無断で撮影をした配信者であり、一見するとすごく因果応報のように見えました。
でも、母親の背景には(真実はどうであれ本人の視点からは)姉ばかり贔屓されて親に認めて貰えない中、愛される場所をずっと求めていたという事情があって、
動画配信者にも自分の霊感を認めてくれる場所をずっと求めていたという事情があって…
やってしまったことは間違いだとしても、そこにあるのは人間として当たり前の感情なんですよね。
主人公が語っていたように、母親になるには弱すぎた人がたったひとりで誰の支えも得られず子育てをしなければならない、という環境がまず間違っているとも思えます。
隣人いわく「ダメ」になってしまった彼女たちが、実は怪異に取り込まれてしまった先で(主観的には)幸せであって欲しい…と願わずにはいられません。
そして、ただの因果応報ではなく、あくまで「怪異にとって道理がある」という形になっているこの本は、ホラーとしてつくづくおもしろいですね!
続きが気になりすぎる!
既に続刊が発売されている本書『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』。
6階はどうなっているのか?
何回か登場している怪しげな雰囲気満載の新興宗教の正体は?行く末は?(絶対ロクな目に遭わない)
気になることが多すぎて、早く続きが読みたくてたまりません!
届くのが待ちきれない…
次回もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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