【2冊目】『カササギ殺人事件 下』|まったく読書したことない新社会人の読書日記

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こんにちは、ゆあです!

本を読んだことのない社会人一年目が本を読み始めるというこのブログ、2回目となる今回は前回の続編『カササギ殺人事件』の下巻について書いていきます!

最終的な犯人は名指ししませんが、ネタバレはありますのでご注意ください。

『カササギ殺人事件 下』を読んでみた

↑隠れてしまってますが、かわいい栞つきです♪

人生ではじめて読み切った小説『カササギ殺人事件 上』に引き続き、その続編である『カササギ殺人事件 下』を読みました!
解決編です✨

これで堂々と「ひとつの作品を読み切った!」と言えます笑

下巻の難易度は上巻以上だった…

上巻でも苦戦しましたが、下巻はそれ以上に苦戦しました…。

なぜかと言うと、キャラクターたちの名前
カタカナで長いので、覚えられませんでした💦
主人公の彼氏の名前を終盤になってやっと覚えたというくらい、人物の判別ができなかったです笑

あと、上巻と下巻のつながりがよくわからず、何度もふたつを見比べては(?)となっていました。

ですが、人物の名前が分からなくても内容は面白く、完全に理解したとは言えませんが読むことはできました!
(というか、冒頭につけてくれている人物表を見返せばいいのですが…笑 めんどくさがり。)

あらすじ

今回も自分なりにあらすじをまとめてみました!

編集者である”わたし”は、担当しているベストセラーミステリー〈アティカス・ピュント〉シリーズの最新刊の原稿を読み終える。しかし、そこにはあるはずの解決編が、どこにも見当たらない。
しかも作者であるアラン・コンウェイの訃報が報道され、”わたし”が務める出版社≪クローヴァーリーフ・ブックス≫のGEO宛に遺書が届いているという。このままでは大ヒットになるはずの本が出版できなくなってしまうと危惧した”わたし”は、アラン・コンウェイが遺したはずの解決編の原稿を探すため、彼の屋敷や周囲の人びとに手がかりを求める。しかし、原稿が見つかるどころか、”わたし”の中でアラン・コンウェイは誰かに殺害されたのではないかとの疑念が高まり…。

なんと、上巻で語られていたミステリーの解決編を主人公が探すというストーリー!

病気を苦にこの世を去るという遺書を遺した小説家が実は殺されたのではないか、と疑念を持った”わたし”は、名探偵さながらの活躍で事件の真相を探っていきます。

警察がなにもしてくれないのは、ミステリーのお約束なのでしょうか…笑

【ネタバレ注意】読んだ感想

上巻の犯人予想、、、まったく当たっていませんでした!!

まあ当たんないよねとは思っていましたが、それでも怪しいと思っていた人の順番で言うと、かなり下の方の人が犯人でした。
しかも、なかなか辛い結末。
うーん、キャラクターたちのことを考えると、悲しくなってしまいますね😢

ただ、下巻の犯人予想は当たってました

この人だろうな~と読んでいったら、なんと当たってました。
まあ、主人公が最後に語っていた手がかりには全く気付けず、勘で当てただけなんですが笑

割と分かりやすかったのは、作中で主人公が何度か語っている「”最も怪しい人物こそ犯人ではない”というミステリーの鉄則」からあえて逆を行っているのでしょうか?
作中作である『カササギ殺人事件』の犯人が以外であることと対照になるようにつくって、”わたし”の物語がこちら側(現実側)にあることを演出しようとしているのかな?と思いました。

主人公はどうすればよかったのか…

最後、主人公は犯人を告発したことで世間から非難を浴びるんですよね。
「犯人は非常に功績を持った人間だ。なぜ寿命の残っていない人間を殺したからと言ってわざわざ罪に問われなければいけないのか」と。

これに関しては、出版業界の人たち、倫理観おかしくない⁉となりました笑
殺人は殺人でしょ、と。
実際の出版業界もこうなのでしょうか…。恐怖…。

しかも、黙ってたら黙ってたで「人気作家を殺した犯人を野放しにしておくなんて!」と言われそう。

主人公はどうすれば良かったのか…。そもそも捜査なんてしなければ良かったのでしょうか?

犯人の動機について

犯人の動機は、結局金銭ということになるのでしょうか?

私は主人公の”わたし”と一緒で、犯人の動機はすごく利己的なものだと感じてしまいました。
わが身可愛さ的な…。

しかし、犯人的には出版業界のためにやったわけで、実際そう見る人もいる。
最後の最後で犯人の動機となった事実にあんまり意味がなかったとなっているのも、救いがないな…と思いました。

途中にある読者への問いかけがわからない!

これ、作中で問いかけられている謎なんですけど、答えが見つけられていません…。

この5つの名前はあるものに由来するらしいのですが、何でしょうか?
(ミステリーに関するものだとは思うのですが…)

わかる方は、ぜひ教えてください!

本好きの方の文章を見ると読書モチベがアップ!

主人公の”わたし”は大の本好きで、何度も本に対する愛を語っています。

解説の文章も本当にミステリーが好きなんだな、という感じですごく読書というものに魅力を感じました!

これからも少しずつ読んでいって、最初の目標である、深みのある人間を目指します!!

↑解説のラスト一行がすごく良い!

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