【16冊目】『言語化するための小説思考』|まったく読書したことない新社会人の読書日記

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「話が上手くなりたい!」「キラキラ営業ウーマンになりたい!」

そんな悩みを抱える新卒1年目が読書を始めてみるというこのブログ、16回目となる今回はそんな悩みを解決してくれそうな本を手に取ってみたvol.2。

その本とは……直木賞作家・小川哲さんの『言語化するための小説思考』

新書サイズの本は2回目です。

果たして私の悩みを解決してくれるのか!
期待を胸に読んでみます…。

※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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『言語化するための小説思考』を読んでみた

『地図と拳』で直木賞を受賞した小川哲さんが、自身の創作のための思考を語る本書。

帯の”その文章、「自分のため」に書いていませんか?“という文言にドキッとして思わず手に取ってしまいました。

前回読んだ新書(『「好き」を言語化する技術』)と比較して少し難しかったため読むのに時間がかかりましたが、小説家の非常にロジカルな思考が垣間見えて面白かったです!

内容紹介

今回は小説ではないため、「この本はこんなことを書いてるよ〜」ということを、簡単に書かせていただきます!

1小説国の法律について
→小説を読んでいる人は、何を基準に小説を「面白い」「面白くない」と評価しているのか

2小説の「勝利条件」
→小説が将棋のようにAIによって計算できるとしたら、その最終目標となる「勝利条件」とは何か。

3知らない世界の話について堂々と語る方法
→広く読まれる小説で用いられている、抽象化と個別化の技術について。

4「文体」とは何か?
→文体とは文章(情報)の順番である。

5君はどこから来たのか、君は何者か、君はどこへ行くのか
→読みやすい小説は、はじめの方に物語の行く先が読者に提示されている。

6小説はコミュニケーションである
→日常会話と小説の共通点はなにか。

7「伏線」は存在しない
→小説とは「伏線」そのものである。

8なぜ僕の友人は小説が書けないのか
→小説になりうるアイデアとはなにか。

9アイデアの見つけ方
→著者は普段どのようにアイデアを見つけているのか。

10小説ゾンビになってわかったこと
→「自分の価値観」を捨てるとはどういうことか。また、捨てるとどのようなことがわかるか。

11小説の見つけ方
→日常を小説に昇華するために重要な思考方法とはなにか。

12本気で小説を探しているか?
→日常会話と小説の違いとは何か。

「まえがき」で触れられているとおり小説に関する内容で終始しているため、ここから何を学ぶかはどれだけ自分の生活に落とし込めるかが鍵となるのかもしれません。

ところどころに挿入されている小川哲さんの実体験がとても面白く、小説家ってやっぱりちょっと特異な人なのかもしれないと思ってしまいました笑

【ネタバレ注意】読んでみた感想

この本が「話が上手くなりたい」「スーパー営業ウーマンになりたい」という私の悩みを解決してくれたのか。

結論から申し上げると、悩みにドンピシャ!というほど劇的に解決してくれる本ではありませんでした。

私が小説に関する創作術を上手く自分の生活に落とし込めていないせいかもしれませんが💦

ただ、その中でも普段の会話の中で気をつけなければならないことをいくつか学べました!

例えば、以下の部分。

「読みやすさ」とは「視点人物と読者の情報量の差を最小化する」ことによって感じられるものなのではないか

これは三宅香帆さんの『「好き」を言語化する技術』でもあった、”相手の持つ情報量を想像し、自分との差を考慮して話す”という技術と共通していますね。

やはり、上手な伝え方の基本は相手の持っている情報量を把握するための想像力ということでしょうか…。

また、↓の部分も非常に勉強になりました!

「どこへ向かっているのか明らかでない作品」が正当に評価される確率は低くなっていると思う。

このような考え方をまとめると、「自分のため」ではない文章とは

①相手の持つ情報量を想像し
②それに合わせて情報を出す順番を調整し
③会話の最終目的地を提示した上で進める

ものでしょうか。

自分の生活に落とし込むと…

①営業相手が持っている自社商品の情報量を想像し
②それに合わせて商品に関して説明する部分や量を調整し
③最終的には注文が欲しいということは明示する


ということになるでしょうか。

①も難しければ、たとえ①ができたとしても②が難関すぎる…!!

どうしても自分基準で喋ってしまいがち…。

これに関しては、訓練あるのみでしょうか(>_<)

なぜ「自分が好きじゃない本がなぜか売れている」現象が発生するのか

この本で学べた言語化術以外の大きなことに、「自分が好きじゃない本がなぜか売れている」現象がなぜ発生するのか、その原因がありました!

非常に世評が高いけれど、どうも自分には合わない小説がある--読書を続けていれば、誰しも一度ならず経験したことがあると思う。そういうときは、自分の小説法と著者の(加えて、その著者のことが好きな読者の)小説法が違っていることが多い。

つまり、小説法(=小説に対して期待している部分)の問題だったんですね!

私はまだ読書を始めたばかりなのであまりありませんが、TL等で度々見かける「なぜこの小説が評価されているのかわからない」という言葉。

これを知っていると、かなり心が楽になるのではないでしょうか!

今後もしこのような経験をしたら、この文章を思い出したいです。

小川哲さんの小説も読みたい!

実はまだ小川哲さんの小説を読んだことがない私笑

先に創作秘話から入ってしまいましたが、この本の内容を踏まえて小説作品にも挑戦してみたいです✨

どんな小説を書く方なのか…

次回もどうぞよろしくお願いいたします!

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