「話が上手くなりたい!」「キラキラ営業ウーマンになりたい!」
そんな悩みを抱える新卒1年目が読書を始めてみるというこのブログ、17回目は三上延さんの『ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~』について書いていきます!
古書に関するミステリー小説ということで、あらすじだけで読書モチベが上がりますね♪
読書初心者が読んでみた感想を書いていきます!
※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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『ビブリア古書堂の事件手帖』を読んでみた
ドラマ化・映画化もされた三上延さんの人気作『ビブリア古書堂の事件手帖』。
うっすら小学生のときにドラマをやっていた記憶があるので、タイトルだけは存じ上げておりました。
当時、友達が好きだと言っていた思い出…。
12年越しですが、私も読んで大ハマりしてしまいました!
めちゃくちゃ面白い!!
古本の専門的な内容に踏み込んでいるのに、全然難しくなくて、むしろ面白く感じます。
そして、キャラクターたちの関係性や古書をめぐる事件の行く末にドキドキ…。
本が好きになる小説でした!
あらすじ
⇓今回もあらすじをまとめました!⇓
大船に住む「俺」こと五浦大輔は、就職難の波に追われ、大学卒業後も就職活動を続けていた。そんな折、大輔の母が祖母の一周忌だと遺品を整理し始め、『漱石全集・新書版』の処理を大輔に依頼する。大輔の本を読めないという「体質」の原因となったその全集には、なんと夏目漱石のサインが書かれていた。偽物とは思いつつ、念の為にと近所の古書店に全集を持ち込んだ大輔は、入院しているという店主に査定をしてもらおうと会いに行く。そこに居たのは、学生時代一目惚れをした女性・栞子さんで…。
幼少期のトラウマから本を読むと体調が悪くなってしまうという体質の五浦大輔が、「本の虫」を体現したような古書店主・栞子さんに出会い、一緒に古書に関する事件を解決していくというストーリーです。
ふたりが出会うきっかけとなった最初の事件は、大輔の祖母が遺した『漱石全集・新書版』に書かれたサインの謎。
一見ただの落書きにしか見えないサインだが、実は大輔の出生に関する重大な秘密が隠されていて…!?
サインひとつでスルスルと謎を解いていく栞子さんの推理がおもしろくて、どんどん読めてしまいます!
【ネタバレ注意】読んでみた感想
読みやすくて、かつとても面白い、読書モチベを上げてくれる1冊でした!
登場するキャラクターたちも、古書に関する事件も、全てが素敵。
特に、事件が綺麗なだけじゃないのが良かったです。
人の手から手へ渡った本そのものに、物語があると思うんです……
これは、栞子さんの言葉。
人の手から手へ渡った物語と聞くと、ついつい心温まる物語を想像しがちですが、墓まで持って行った秘密や、他人を簡単に貶める執着など、綺麗なだけじゃない人間の「物語」が描かれていて古書がすごく好きになりました。
これが心温まるだけの事件だけだったらきっと古書がここまで魅力的だと感じなかったし、キャラクターたちもすごく好きにはならなかったんだろうな、と。
そして、そんな事件に巻き込まれるキャラクターたちの本に対する想いも、酸いも甘いも経験してきたからこそ出る言葉なんだろうなぁ、という印象。
あれは甘ったるい話を書く奴に感情移入する話なんだ
小山清さんの『落穂拾ひ・聖アンデルセン』に対する、せどり屋の志田の言葉。
せどり屋として相当な目と腕を持ちながら、自らホームレスという立場を選んだ志田が、現実離れした甘いロマンスを「ただの願望」としながらも、愛おしそうに語ります。
こんな風な感想を持てる本好きになりたいな、と思いました。
そして、本に関する知識がスラスラと出てくる栞子さんの推理の鮮やかさといったら…!
とにかく本を読んだら、栞子さんのようになれるのでしょうか…。
憧れちゃいました笑
本が好きになるミステリー!
古書に関するミステリー小説ということで、本書には様々な古書が登場します。
メインとなっているのは夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店)、小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』(新潮文庫)、ヴィノグラードフ クジミン『論理学入門』(青木文庫)、太宰治『晩年』(砂子屋書房)の4作ですが、それ以外にもたくさんの古書が登場。
どれも栞子さんの紹介がおもしろくて、「読んでみたい!!」となってしまいました笑
高価なものが多いようですが、内容だけでも読んでみたいですね!
今まで人から借りるか、新刊書店で購入するかだったので、古書店にも挑戦してみたいです♪
今では新刊として手に入らない本が手に入るって、ロマンですよね。
そして、本好きな登場人物たちに触発され、読書欲が掻き立てられました!
今後挫折しそうでも、この本を思い返せば大丈夫そうです笑笑
意外と不穏な終わり方…?
『ビブリア古書堂の事件手帖』はシリーズ作品らしく、この後もどんどん物語は続いていくようです。
しかし、物語の雰囲気とは裏腹に、不穏な匂わせがところどころに。
他人を意のままに動かせるほどの栞子さんの頭の良さが、今後どう事件に関わってくるのか…。
いつかとんでもないことが起こりそうな予感もあります。
目標はシリーズ全巻読破!✨
次回もどうぞよろしくお願いいたします。


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