【50冊目】『ババヤガの夜』|まったく読書したことない新社会人の読書日記

読書記録

全く本を読んだことがない新卒が読書を始めてみるというこのブログ。

今回で50回目となり、目標の半分を達成しました!!

記念すべき50回目は王谷晶さんの『ババヤガの夜について書いていきます!

日本人初のダガー賞受賞作ということで、話題となった作品です。

読んで感想を書いていきます!

※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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王谷晶著『ババヤガの夜』を読んでみた

エンタメ小説や純文学、エッセイなど幅広い分野で活躍されている作家・王谷晶さん

本作『ババヤガの夜』は英訳され、世界最高峰のミステリー文学賞である英国推理協会主催CWA賞(通称:ダガー賞)翻訳部門を日本人史上初受賞し、話題となりました。

ニュース等でも連日取り上げられており、盛り上がっていた記憶があります!

反社会的勢力が中心となっているストーリーなので、途中までミステリーという感じはなかったのですが、途中からまさかの展開。

そうか、これはミステリーだったんだな、となりました。

非常に読みやすかったので、あまり本を読まない私でも3時間ほどで読み切れました!

あらすじ

↓今回もあらすじをまとめました!↓

道産子である新道依子は、新宿の路上で喧嘩をしていたところを暴力団・内樹會に拉致された。複数人がかりで襲いかかった構成員をひとりでのした依子の腕を買った内樹會の上層部・柳は、依子を内樹會会長の一人娘である尚子の護衛係に任命する。人形のように頑なな態度をとる尚子を持て余していた依子だったが、やがて窮屈な毎日に追われ押し込まれていた尚子の本心に触れ、ふたりは徐々にお互いを知っていく……。

喧嘩が生きがいの依子と、関東有数の暴力団の会長の一人娘である尚子が中心となる物語です。

一昔前のファッションに身を包み、短大とお稽古をこなすだけの毎日を過ごす人形のような尚子に、最初は苦手意識を抱く依子ですが、その生い立ちや決められた将来を知るにつれ、ある種の絆のようなものを感じ始めます。

そして、拷問が趣味の獣のような男・宇多川といよいよ結婚させられるとなった尚子の運命を前に、ふたりは何を選択するのか。

シスター・バイオレンス・アクションと謳っている通り、暴力表現と暴言のオンパレードです。

少しグロいですが、暴力表現が独特な世界観を作っていて、引き込まれます。

【ネタバレ注意】読んでみた感想

勢いがすごく、圧倒される小説でした!

依子が物理的に強すぎるのがかっこいいし、暴力団特有の暴力がその場の秩序を支配している感覚にも圧倒されます。

そして何より、過剰とも思われる程の暴力表現。

本当に暴力団の中では拷問とか日常茶飯事なんですかね……?

どうやって英訳したんだろうってくらい、暴力と暴言が渦巻く世界観が唯一無二でした。

依子と尚子の、名前の付けられない関係性も唯一無二です。

あらすじでは「絆」と書きましたが、それもちょっと違う気がする…。

愛ではないし、友情でもないし、恋でもないし…。「連帯感」が一番近いんですかね?

(暴力団の中で唯一依子と尚子の味方をする柳の渋さが結構好きです)

あと、めちゃくちゃミステリーです。

そういえば受賞しているのってミステリーの賞でしたね笑笑

ミステリーってことを意識せずに買っていたというのと、途中まで全然ミステリーっぽくないので忘れていました。

え!?ってなる展開が来たとき、思わず帯のジャンル表記とか、受賞歴を見直して「ミステリーだったんだぁ……」ってなりました。

イギリススリラーの賞も獲っているので、意外と人によって本書の受け止め方が違うのかもしれません。

シスターフッド?フェミニズム?

本作は、「女性の連帯」「シスターフッド」「フェミニズム小説」というくくりで語られることもあるようです。

特に、王谷晶さんがそういったテーマを扱うことも多く、本作もその流れにあるんだとか。

男性社会である暴力団の中で人生全てが決められた尚子と依子が手を繋いでそこから抜け出す、というストーリーはすごく「女性の連帯」っぽいですよね。

だだ、純粋にその前情報なく『ババヤガの夜』を読んで、シスターフッド小説だ!となるか、と聞かれたら私はそんな印象は受けませんでした。

思想っぽさというか、押し付けがましさが無いので、純粋に物語としておもしろい小説!という感覚です。

尚子が自分で好きな服を選んで着られるようになったのは良かったと思うし、依子の言うように女性というだけで社会的に信用度が低く見積もられるというのに共感する部分はあるものの……

何より、特殊事例すぎる!というのがあるかもしれません笑笑

暴力団の一人娘と男性よりも体格の良い激強女性なんて、ちょっと一般化できない笑

なので、思想的な小説が苦手という方でも問題なく読めると思います!

どんな風に読むかが結構自由な小説だな、と感じました。

イギリスVer.のダブルカバーがオシャレ!

今回購入した際、従来のカバーに加えてダガー賞受賞記念でイギリスVer.のカバーがダブルで付いてきました!

めちゃくちゃ𝑬𝒏𝒈𝒍𝒊𝒔𝒉……

あらすじとか著者紹介を英語で読むの、なんかおもしろいですね!

以前池上彰さんの番組で、今イギリスでは日本の小説がブームになっているという話をやっていました。

海外でも評価されている日本の小説、、、素敵ですね✨

なんとなく読書モチベが上がります笑

目標までの残り50冊も、頑張って読み切りたいと思います!

次回もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

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