こんにちは、ゆあです!
本を読んだことのない社会人一年目が本を読み始めるというこのブログ、記念すべき10回目となる今回は三浦しをんさんの本屋大賞受賞作、『舟を編む』について書いていきます!
※結末に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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『舟を編む』を読んでみた
2012年に本屋大賞第1位を獲得し、累計100万部を突破している小説『舟を編む』。
非常に読みやすくて、冒頭から荒木さん(定年間近の辞書編集部員)の辞書への熱い想いに泣いたり、馬締(主人公)のとんちかんかんぶりに笑ったり。
一瞬で物語に引き込まれました!
読んでいてすごく楽しくて、辞書が大好きになれる小説でした!
あらすじ・登場人物
⇓今回もあらすじをまとめていきます!⇓
定年間近の辞書編集部員・荒木は、自分の跡を継いで新しい辞書『大渡海』を完成させてくれる人材を探し出そうと躍起になっていた。そんな折、同じく辞書編集部の西岡から、第一営業部に辞書作りに最適な人材がいると聞かされ、名前を尋ねることもなく営業部へ駆け込む荒木。そこには、うだつがあがらないものの、言葉に関する感性がピカイチの若手社員・馬締がおり……。「言葉の大海原を渡る舟となる辞書を編む」という大きなプロジェクトが、動き出す!
主な登場人物は、6人。
- 馬締光也…辞書編集部員としての才能を見込まれた若手出版社社員。本を読むのが生きがいで、身なりや人付き合いにあまり注意を払わない性格。
- 荒木公平…定年間近の辞書編集部員。出版社に務めている間、松本先生の魂の相棒として辞書作りに心血を注いできた。
- 松本先生…言葉と辞書作りに一生を捧げてきた学者。馬締たちが務める出版社の辞書を監修している。
- 西岡正志…チャラい態度でお調子者キャラの辞書編集部員。対外交渉を得意とする。
- 佐々木さん…辞書編集部の事務員。冷淡な態度だが仕事をそつなくこなす。
- 岸辺みどり…20代女性向けファッション誌から辞書編集部に移動してきた若手編集者。馬締の変人ぶりに戸惑いつつ、辞書編纂に心血を注ぐようになる。
- 林香具矢…馬締の下宿先のオーナーの孫娘。稀に見る美人で、板前修行中。
まだまだたくさんの人がたったひとつの辞書を完成させるため、何年にもわたり情熱を燃やし続けます。
途中で10年以上の月日が流れるのですが、誰かが完全に居なくなることなく、最後まで『大渡海』を諦めないところが読んでいて胸が熱くなりました!
【ネタバレ注意】読んだ感想
今回読んだ感想を一言で表すのであれば、「辞書っておもしろい!!!」です。
今まで辞書のことを何も分かってなかったんだな……と反省。
そういえば自分は学生時代、なんの辞書を使っていたんだっけ……?
確かに、無数に有って、かつ変化もする言葉をたった1冊にまとめるのってすごく大変なことですよね。
そして、「かゆいところに手が届ききらぬ箇所があるのも、がんばっている感じがして、とてもいい」笑
辞書をそんな目で見たこと無かった!!
書いてある語釈を鵜呑みにしてたけど、考えてみると結構ツッコミどころが多い……??
「恋愛」を「異性」に限定しているところとか、今の価値観からすると「なんでやねん!」って感じですよね笑笑
(そして、朝井リョウさんの『正欲』を読んだ後だと、人間に限定するのもどうなのかな……?と思いますね。)
辞書に関わる人たちみんな好きだけど、個人的に特に刺さったのは西岡です。
何かに一生懸命になれるわけじゃないけれど、誰かの一生懸命に一生懸命答えることが出来るのって、すごいことだと思います。
特に、私みたいになんとなく大学出て、なんとなく今の会社に就職して仕事は特別好きでも嫌いでもない人間にとって、「こんな熱意のかたちもあるのか」と思わせてくれました。
西岡や岸辺みどりみたいに、誰かの熱意を冷笑するのではなくしっかり同じ熱意で応えられる人間になりたいです。
「言葉」の何が大切なのかを知ることができた
今回1番刺さったのが、「たくさんの言葉を、可能なかぎり正確に集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れることだ」という文章。
今までいかに自分が「言葉」に無自覚だったか、ということを思い知りました。
誰かを傷付けることも、誰かを喜ばすこともできる言葉。
完全には無理でも、可能なかぎり正確に集め、混沌を整理することで、愛も、心も生まれてくるんですね。
この本を読んで、「ああ、私が欲しかった”語彙力”って、こういうことなんだな」と思えました。
難し言葉を使いたいとか、スラスラ喋れるようになりたいとかじゃなくて、本当に伝えたい大切なことを、できる限り歪まないよう、まっすぐに伝えられるようになりたい。
これからも、それを見失うことなく読書していきたいです。
次は新書に初挑戦!!
次は、三宅香帆さんの新書『好きを言語化する技術』に挑戦します!!
なにやら、私にピッタリの本な予感……
小説以外を読むのがはじめてなのでどんな感じか分かりませんが、どんどん読書の幅を広げていきたいです!
次回もどうぞよろしくお願いいたします!


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