【40冊目】『百十三代目の司書見習い』|まったく読書したことない新社会人の読書日記

読書記録

全く本を読んだことがない新卒が読書を始めてみるというこのブログ。

40回目はスチュアート・ウィルソン著『百十三代目の司書見習いについて書いていきます!

オーストラリアの児童文学ということで、どんなファンタジーなのか楽しみです✨

読んで感想を書いていきます!

※内容に触れていますので、未読の方はご注意ください。
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スチュアート・ウィルソン『百十三代目の司書見習い』を読んでみた

オーストラリアの児童文学作家スチュアート・ウィルソンさん。

著者紹介が斬新で、「図書館で迷子になったことはないが、飛行機の機内で一度迷子になったことがある。」とあります笑笑

飛行機で迷子になるの、図書館で迷子になるより難しいだろ!

そんなウィルソンさんの作品は本作が初の邦訳。

13歳になった子供はそれぞれ適性を見出されて各職業の見習いになるというファンタジー世界で、司書見習いになる少年オリバーの物語です。

児童文学らしく魔法やバトルが随所にちりばめられていて、読んでいてとても楽しかったです!

あらすじ

↓今回もあらすじをまとめました!↓

〈召命〉の日、両親の期待虚しく、オリバーはどの職業の適性も見出されなかった。落ち込んでいた一家のもとに、奇妙な老人が声をかけてきた。いわく、自分は図書館司書であり、見習いを探している、と。その老人が出題してくる問題をスラスラと解いたオリバーは図書館司書見習いを召命される。しかし、翌日オリバーが図書館を訪れると、仕事の説明を始める前に老人は目の前で息を引き取ってしまう。規則に則って司書代理となったオリバーは、危険渦巻く図書館を管理し、要求の多い利用者たちに応えなければならなくなる。そんな矢先、「語り部」を自称する男シメオンが図書館を訪ねてきて……。

公共図書館の司書見習いとなったオリバー。

しかし、着任初日に指導者である司書は突然死してしまい……。

危険な本が大量に並ぶ図書館の中で、ときたま現れる9匹の猫と謎の少女アガサに助けられながら、図書館を守り抜く!というストーリーです。

亡くなる直前に司書がオリバーに伝えようとしていた「司書見習いのためのもっとも重要な掟」とは何なのか?

なぜ、図書館に泊まった詐欺師シメオンや、その仲間の女性が殺害されたのか?

触れた途端氷漬けにしてくる本や、本から飛び出してくるトロールと格闘しながら、オリバーはそれらの謎に立ち向かいます。

家族との確執やコンプレックスを乗り越える少年の成長ストーリーとしても読み応えがありました!!

【ネタバレ注意】読んでみた感想

ストーリーや世界観がハリポタみたいで楽しかったです!

映画しか見ていないのですが、確かハグリッドが指定してきた教科書に、噛み付いてくる本があった記憶。

主人公が兄弟との間に格差を感じていたり、突然大変な肩書きを背負わされるというのも似ている要素。

なので、ハリポタのような世界観や、魔法の本が好きな方は本書も楽しめるはずです✨

更に大きなポイントは、やっぱり!!

本好きには猫好きが多い(私調べ)ので、これは大きな魅力ですよね。

『百十三代目の司書見習い』には、なんと9匹もの個性豊かな猫が登場します!

図書館に現れる9匹の神出鬼没な猫は、オリバーを困らせたり、ときには一緒に戦ってくれたり。

魔法使いといえば、やっぱり本と猫ですよね♪

親の期待に応えること

主人公のオリバーは親との確執を抱えていると書きましたが、具体的には「親の期待に適う立派な職業に就かなければ」と日々プレッシャーを感じています。

6人姉弟の末っ子として産まれたオリバー。

5人の姉は、警備隊員や警察官、魔法使いに鍛冶屋、探検家と、元警察官の父親が「誇りに思う」スリリングで勇敢な職業に就いています。

そして、そんな姉に囲まれて育ってきたオリバーも当然そのような職業に就くことを望まれていますが、〈召命〉の日、オリバーが見込まれたのは図書館司書で……。

傍から見たら、何ヶ国語も独学で身につけ、難しい本もスラスラと読める13歳というのはなかなかすごい人間だと思うのですが、、、

そんなこと、「なんの意味もない」とする家庭で育ったオリバーは、自己肯定がかなり低め。

そして、図書館司書もオリバーの父親が知らなかっただけで、かなりスリリングで勇敢さが必要な職業です。

物語の最後、傷だらけになりながらも立派に図書館を守りきったオリバーに、父親はほんの一瞬しか興味を向けません。

すぐに自分の過去の武勇伝を話し始め、教訓めいたことを語り始める父親。

「こんな父親は嫌だ展」に展示されていそうな見本です。

でも、実際親との関係性ってこんなものなのかもしれませんね。

親といっても他人であるとこには変わりないし、その期待を満たそうとしても、本当の満足を提供することはできない。何を大切にするかも違う。

他人からの期待はそういうものと思って、期待外れと言われても「ふーん」くらいの気持ちでいた方がいいかもしれない、ということを改めて感じました。

国内の児童文学も読んでみたい!

『本と歩く人』、『百十三代目の司書見習い』と、海外の児童文学を読んできました。

ここでふと気付いたのですが、実は国内の児童文学って読んだことない……

幼い頃から本を読むような人生を歩んでこなかった弊害ですねこれは。

国内の児童文学も読んでみたいので、おすすめがあったらぜひ教えてください!!

次回もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>

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